不登校の子供を通信制高校に行かせる方法
通信制について話し合う
中学校までは義務教育ですから、学校に通わなくても中学卒業資格までは得られます。しかし、高校は義務教育ではありませんよね。心に深い傷を負って学校に通うことが辛いというお子さんの気持ちを否定することなく、今後のことについてしっかり話し合うことが必要です。
全日制の学校と違い、通信制高校だと中学時代の出席日数や成績などは問われません。通信制にも公立と私立があり、簡単な入試もありますが、不登校の子供や高校中退者を受け入れるための教育機関であるという性質上、入学する上でのハードルはないです。通学するのがつらい場合も、スクーリングに出席するための日数もそこまで多くないので、無理しなくてもいいということは伝えましょう。

行きやすいように工夫をする
不登校で悩んでいる子供は、本人は学校に行かないといけないと思ってはいても体が動かないというケースもよく見られます。だから無理矢理通信制高校に行くように強要するのは却ってよくありません。全く学校に行かなかった子供が、たまに通学する程度とはいっても学校生活に復帰するのですから、周囲はフォローしてあげることが大事です。
具体的には、中学校に行っていない段階から保健室登校かフリースクールに通わせるようにしておくと、通信制高校に行く前に体を学校にならすことができるでしょう。オープンキャンパスがある通信制高校に見学に行くのも効果的です。生徒は不登校を乗り越えて学んでいる人ばかりですから、同じ境遇の人が頑張っている姿を見せるのは励みになりますよ。